北海道新幹線の開業が近づいてきた。
はてなブックマーク - 北海道新幹線、予約まだ25% :日本経済新聞
20年くらい前に仕事で新得町に5年ちょっと住んでいた事があるので、北海道ネタには何となく敏感。当時から新幹線誘致は話としては出ていたけど、道央・道南以外の人には、そんな事より北海道横断自動車道(道東道)の早期開通の方が感心は高かったと記憶している。あまりに広大な北海道では、南の端っこに新幹線が顔を出したところで産毛が生えてきたみたいなもんだからね。実感わかないってもんだ。ちなみに札幌にたどり着くのは2031年予定とか。まだまだ先だね。
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北海道の鉄道と言えば、電車じゃなくて汽車。
だから、都市圏に住んでいる人にはピンとこないこんな事故も起きてしまう。
運行中の列車、燃料切れ停止 JR北海道
冬の夜に北海道のローカル線でガス欠とかに遭遇したら軽く身の危険を感じるレベルですわ。「いやー、ゆるくないね」とか言う余裕は多分、ないな、俺。
道内の約80%が非電化区間という状態でありながら、新幹線を誘致するというのはフェラーリでダイエーに買い物へ行くようなちぐはぐ感がぬぐえないんですけどね。
別に貧しいから非電化という訳では無くて、自然環境、特急中心のダイヤ、電化区間の86%が交流で変電所を20km間隔ぐらいで作るだけの必然性が無い、などの合理性があるのですが、だからこそ「新幹線って本当に必要なの?」って話。実際、営業係数で比較しちゃうと惨憺たる結果。(私が一時期住んでいた新得と富良野は1430。。。)
上記画像は2016/2/29付け日本経済新聞電子版 の下記記事より。
ちょいと古いけどこんなデータも 拾いました。多分、東洋経済かダイヤモンドさんあたりの記事のキャプかと思われます。
という訳で、既成事実の札幌まではもう止まらない話なんでしょうが、マジで道路と線路が整うと、更に北海道の若者は仙台、東京へと吸い取られていくだけのような気がするので心配です。観光の一本足だとしんどいわな。