日本でもポケモンGOがサービスインしましたね。
私、自慢では無いですがポケモン関係については、かつてテレビで子供が引きつけ起こしたとか、JR東日本企画がなんで代理店なんだろう、ぐらいの感心度で、個人的に消費の対象ではありませんでした。
もちろん、いつか子どもが出来たらスタンプラリーやるんだろうなぁ、それまでは縁はなさそう、というのが自己認識でした。
そんな自分が (移動時間とは言え勤務中に) DL するとは思いませんでしたので、その理由を勝手に考察してみました。
尚、今回は、以下のような部分は全く言及していません。
- ゲームビジネスとして成立するかどうか
- 歩きスマホ系の話
- 子どもと課金の話
やはり口コミによる刷り込みは強い
Yahoo!ニュース個人で熱いポケモンGOへの想いを綴っている徳力さんとは個人的にもお友達なのですが、彼の「まだかよー」という魂の叫びはFacebookでも連日、展開されていて、これの影響は正直あったと思います。
徳力さんはブロガー文化の功労者であり、その人柄から業界では著名な方なのですが、一方で無類のゲーム好き、かつて廃人になりかけた事もあるらしいレベルのやり込み型の人である事を差し引いても、彼が毎日アップするポケモンGO関連のネタに付き合っている内に、「子供向けのキャラ使った位置ゲーでしょ」から「やっぱ新しい技術を使ったゲームでビジネスにもつながるし」てな感じに認知が変わってくるのが分かりました。単に私が影響されやすいだけかもしれませんが、このスイッチングコストの低さは何なのでしょうか。
イングレスとの違いを考えてみた
言うまでも無く、イングレスもポケモンGOも同じナイアンティック社の手によるものですし、位置情報を活用したゲームとしてのひな形は先行するイングレスで培われたものです。
私の知り合いでも未だにイングレスでコツコツ活動されている方をFacebook上で見かけますが、ひところに比べると激減しました。多分、盛り上がりで乗っかった人がやがて離れていき、本当に好きな人達がコミュニティ化しながら楽しんでいるので、関係ない人には見えなくなってきたのだろうと勝手に推測しています。さて、じゃ、骨格が同じゲームであるにもかかわらず、イングレスとポケモンGOで自分の中で何が違ったのかを再確認してみます。
- なんか楽しそうに見えない / 意味が分からない
イングレスが私の交友範囲の一部で盛り上がっている時に、画面キャプチャにやってないと分からない単語でFacebookとかに書き込んでいる人が何名かいました。こんな感じ↓のスクリーンショットと一緒によく分からないゲーム内用語でポストされても、湧いてくるのは親近感じゃなくて距離感でした。
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/274/274027/201411-Ingress-lv1-3-041_cs1e1_x480.png
対して、ポケモンGOだとこんなんですよ。どっちが可愛いかは一目瞭然ですな。つまりゲームに求めるものの違いなんだろうな、と。イングレスの画面は現実の地図が未来的というかデジタル的に記号化されているので、それはそれて格好いいと感じる方がいるのは理解できます。ただ、陣取合戦というゲームの本質からすると、殺伐としすぎていてゲームとしての「遊び」の部分が無いような気もします。 - ゲームに対する価値観として、直感的に肌に合わなかった
私、ゲームは好きですがRPGやMMORPGに代表される冒険もの、FPSなど反射神経が命運を握るようなものは苦手で、PS3でやり込んだのはWinning Elevenとみんなのゴルフ、後はカードゲームといった「ひとまず終わり」が明確なもの専門でした。
かつて、代理店界隈で盛り上げたかったセカンドライフは『時間がもったいない』という事で無反応。唯一やりこんだ格ゲーのバーチャファイターも初代のポリゴンガタガタの方が好きだったりするので、あんまり精緻な描写や凝ったグラフッィックというのは私にとっては二次的な要素なのかもしれません。
その意味で、ポケモンの適度なデフォルメ具合と、世界観自体が確立させている安心感みたいなものが背中を押している部分はあるかもしれないです。 - LINEのキャラゲーが一息ついていたタイミング
これは全く根拠ないのですが、ポコパン、ポコポコあたりのLINEゲームが盛り上がっていた頃には、一日三回トイレに入ってしっかり課金されるまでやって、肩こりがどうにも酷くなるまで続けたクチですが、そういや最近、LINEの話といえば上場話やクーポンの話がメインで、スタンプやキャラを活かしたゲームって落ち着いたような気がしています。そんなタイミングでポロっと私の心の隙間に入ってきたのかもしれません。
実際には次々と新しいのが出ているようにも見えますので、ほんと、この仮説は単なる私の肌感覚というか、「お前の中で台風が過ぎただけだろう」というレベルのものなのですが、そんな仮説を支持してくれる人が日本に50人くらいはいるんじゃないかな、と思っています。
ちなみにLINEのゲームって、少額課金から逃れられない無限連鎖講みたいな魅力もあったので、キャラの可愛さにほだされてドはまりしないように気をつけないと思っとります。
ポケモンGOを一日やってみて
生まれて初めてのポケモン系のゲームをプレイしてまだ数時間な訳ですが、各種Tipsやお役立ちの立ち上がりの速さに関心の高さがうかがわれます。気づきとしては、
- 車で移動すると次々に出てくるので効率的かも。
おかげで本日の都内幹線道路は意味不明な場所での路駐が心なしか多かったような気がします。くれぐれも安全運転でいきましょうね。てか、運転中はダメですよ。 - 車と言えばバス。
都バスの無線LANで片っ端から捕まえるのが効率的、というTips が出ていました。この夏、暑さ対策でバスに揺られてポケモンGOはありかもしれません。ただし、ゲームやってる余裕があるのも健康のおかげ。妊婦さんや子連れ、老人、体が不自由な方には席を譲りましょうね。 - アイテムの事
全く予備知識が無いので分かりませんが、勤務中にどうしてもやりたい人はお香を焚いて待ち伏せするのが目立たなくていいかもしれません。30分炊いて6匹寄ってきましたので、悪くない頻度です。 - 確かに歩くようになるかも
たまたま今日は一駅となりにある鍼灸院に治療でこれから出かけるのですが、いつもなら車の所、歩いていく気まんまんです。そういう効果は明らかにありそうですね。引きこもりの方もぜひ、Let's take a walk! で。ただし、起動したままジョギングすると思わぬところでブブッと震えて邪魔されそう。
という事で、初日にして2400円のコインを買ってしまった事はここだけの話ですが、いつまで飽きずに続けられるか、機会を見てここに記録する事にします。
では、そろそろ鍼灸院に行ってきます。