軽めの仕上がり (はてな編)

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集団型確定拠出年金というもの

今朝の日経に出ていたニュース。

www.nikkei.com

確定拠出型年金 (401k) に変更してから7年ぐらいにそろそろなるけど、

導入した場合でも加入者は運用に及び腰のため選ぶのは預金などに偏り、運用利回りが0~2%以下と低いケースが多い。

これは少し分かる。

 やり始めの2年くらいは30代前半だった事もあってあまり関心を持たず、デフォルト配分の定期預金100%のまま放置で、利回りなんて0-1%あたりの低水準だった。これは運用とは呼べないレベル。で、年とともに危機感を覚えてから積極運用を開始したら8-10%の利回りが維持できるようになってきた。悪くても6%を割らないレベル。

 投資である以上、商品の性格 (リスクと期待収益) を素人なりに理解して、過去の成績と今の経済情勢を加味して適度にリスクも取る (意思決定) ことで、銀行に寝かせているだけでは得られない利回りも得られるようになった。

 毎月これを繰り返していると、一年くらいで多少の浮き沈みも経験出来るので「楽しい」という感覚が産まれてくる。

企業は掛け金を現在より多く出し、運用方法は労使で決める。加入者が各自で運用する確定拠出型とは違い、企業が加入者全員分の資金をまとめて運用する。企業が当初出す掛け金は増えるものの、運用が不調でも追加拠出する必要はない。積立金が減れば、受給者を含めて年金給付を減らす。加入者は給付が変動するリスクを引き受けるが、自分で運用する必要はない。

 オランダの集団型確定拠出年金を参考に、企業は5%程度の上積みを拠出する事を想定しているらしい。つまり、運用利回りが0-1%でも、拠出が増えた分だけ増加するし、凹んだ分も5%程度までならトントンになる、という事か。なんか過保護な感じ。

 幸か不幸か三六協定がしっかり根付いたような日本企業で働いた経験が無いのでなおさらかもしれないが、自分の年金の運用方法を労使交渉に委ねるという発想が私には無理だなあ。こういう個人の人生に影響する事を会社任せにしてしまうのは性格的に耐えられないし、個人としての経済に対するリテラシーを育む機会を奪うと思う。逆に、積極的に取り組みたい人にとっては足かせになってしまう。

 もう一回このあたりの本を読んで勉強しよう。

アメリカの高校生が読んでいる資産運用の教科書

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 最初はこっちだね。

最新版アメリカの高校生が学ぶ経済学~原理から実践へ~

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