軽めの仕上がり (はてな編)

Curiosity is the most powerful thing you own.

Blindって匿名掲示板

※6/7更新。スマホ投稿だったので見出しの調整と、ビジネスSNSのマップ追加。

■こんなサービス知ってました? 

  進化と変化が日常のデジタルマーケティングを主戦場にしている関係で、「先ずはやってみる」をモットーにしています。最近、Facebookで「あんたの会社で使っているよ」と宣伝していたBlindってのを使ってみました。

  それ、何?という方に説明すると、
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同じ会社や業界に属している人でも、 何でも気軽に話せる訳じゃない…
Blindは、肩書きや建前、社内外の人間関係など、 様々なしがらみを取り去り 本当の意味でオープンな コミュニケーションを楽しめるサービスです。

 だそうです。

 企業の生情報とかを出し合ってナンボな感じのサービスだが、本物認定する為に会社アドレス必須かつ一定数が集まらないと参加出来ないという仕組み。
  人の下世話な部分につけ込んだ感じのサービス設計です。
 
実際、中に入るとこんな話題。
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「給与事情」とか「出会いが無い」とか本物認定済みの2chかと。個人は特定され無いがどの会社からどんな話題が出てるか眺めていると溜め息出ちゃいます。
これ、人事や管理する側が覗いているかもしれないのにね。
 
■類似サービス
  これ系ではGlassdoorが人材と給与情報の蓄積で先行してますが、別に匿名制に関してはこだわりが無い分、オープンです。
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■ビジネスSNSのマップ

 こういったビジネス系のサービスは、人材情報、名刺情報、給与情報などそれぞれのルーツは異なりますが、ビジネスパーソン向けに機能したいという点では同一市場と考えられるので 、UU数も調べすに触ってみた感じだけで直観的にポジショニングするとこんな具合になるイメージです。
 

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 縦軸はグローバルサービスかどうか、横軸はオープンか匿名か、といった基準で切りました。現在、Domesticのサービスも発展していけばグローバルに移行していく可能性はありますので、あくまで2016年6月時点での個人的感想レベルです。
 今回言及したBlind は私としては「たこつぼ型」です。永遠に仮面をつけたままで本当の意味でのコラボレーションは無理だし、転職を前提にしたキャリア形成が当たり前の時代にそぐわない気がします。別に 、こういうたばこ部屋的なサービスがある事自体は構わないですが、発展の方向性が見えにくい、という意味で。
 
私としては、
  1. 所詮は匿名なので、オープンなコミュニケーションとか言わない方が良い
  2. ファシリテーターが居ないと便所の落書き一直線の恐れあり
  3. 運営会社が何したいのか謎で将来性に疑問 (CAのIntely を思い出す) 
というのが開始一週間の感想。
 
 とりあえず、上司と部下が面白半分で参加していることが確認出来たのでread only に徹しつつ、遠まきに見守りながら何か発見があればまた続報あげます。